札幌が西沢、西谷など10人に戦力外通告
J1残留を逃したコンサドーレ札幌の選手に、厳しい現実が待っていた。クラブは1日、主力選手のDF西沢淳二(34)MF西谷正也(30)MF大塚真司(32)ら大量10人に戦力外通告をしたと発表した。2ケタの選手が去るのは、Jリーグからの降格が決まった98年の13人以来。来季チームは監督就任が決定的な石崎信弘氏(50=現柏監督)の下、一から出直しを図ることになる。
改革のため、大リストラに踏み切った。この日、クラブが大量10人に戦力外を通告したと発表した。10人を超える選手に「0円提示」したのは、JFL時代を除き、Jでは98年の13人以来2度目となる。J2に降格する来季に向け、再出発を図る札幌が、大きな決断をした。
ベテランを中心に大量解雇した。チーム最年長のDF西沢、道産子のDF池内、06年から札幌に移籍し毎年20試合出場のMF西谷ら30歳以上が5人。札幌ユース出身でプロ5年目のMF鈴木、昨季途中からFC岐阜に期限付き移籍していた元背番号11のFW相川ら若手にも及んだ。Jで戦うには力不足、伸びる可能性がないと判断された選手たちの数は、例年以上に多くなった。
今季、クラブが保有権を持っていたのは、他チームに期限付きで移籍させていた4人を含め33人。来季は外国人4人全員が退団確実なため、約 1/3 の選手がチームを離れることになるが、これは財政面と強化方針による。来季のトップチーム人件費は今季より約3億円減の4億5000万円で、高年俸のベテランを多く保有する余裕はない。生え抜き中心の若手で構成する30人弱のチームに方向転換する「世代交代」は必要条件だった。
来季監督就任が決定的な石崎氏は、大分、川崎、柏などでJ1で戦う基礎づくりを担った。クラブは当然、その手腕に期待しているが、それは残る選手も同じ。来季4年目を迎えるMF藤田は「(来季は)中心選手になっていきたい。若手が多いので、みんなでやっていきたい」と意欲を口にした。札幌はチームの前身、東芝OBの名将に再建を託す。【長島一浩】
[2008年12月2日10時0分 紙面から]
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