今季限りでの現役引退を表明している磐田MF名波浩(36)が最終節大宮戦(6日、ヤマハ)に向け「残留3カ条」を示した。4日、オフト体制初の非公開で調整。勝てば残留が確定し、J2チームとの入れ替え戦にならない限り、名波にとってラストマッチになる。95年から所属し、チームを支え続けた精神的支柱が、残留へ提言した。
(1)おれのために戦うな!
「引退と残留は別物。『名波のために』という気持ちは捨てて来年のJ1への道を作って欲しい」。自分らで未来を切り開くために、言い続けてきた。
(2)声を出せ!
「後方から声があれば、防げることは多いし、雰囲気も変わる」。特に若手選手には日ごろの練習から率先して話しかけ、自ら実践してきた。
(3)セットプレーを与えるな!
「危ないところでリスタートを与えれば、やられてしまう」。公式戦最近3戦連続でセットプレーから失点し、勝ち点を取りこぼしている。逆に言えば流れの中では失点がなく、ファウルを減らせば、勝利の近道になる。
最後の舞台はベンチスタート濃厚だが「試合前に露骨に鼓舞するのがゴンちゃん(FW中山)。裏でこそっと言うのがおれ」。ピッチに立った11人が名波の3カ条を胸に刻み、残留を決める。【栗田成芳】



