仙台が大一番前にインフルエンザの禍
10日に大一番を控えるJ2仙台が、インフルエンザに侵されていることが8日、分かった。FW平瀬智行(31)ら数人が症状を発症し、この日の練習を欠席した。平瀬は、J1磐田との入れ替え戦初戦に出場できるか微妙。今後、発症する選手が広がる恐れも否定できない。よりによって、こんな大事な時期に…。6季ぶりのJ1昇格を目指すベガルタの前に、見えない敵が現れた。
普段は練習場にいる5人の姿がない。故障のMF永井、田ノ上は別調整の理由が明確。だがFW平瀬、MF宮沢、DF木谷は理由が見当たらない。練習後、手倉森監督は「疲労。休ませただけ。ご老体だから」と取材陣をはぐらかした。指揮官が「平瀬は明日、戻ってきてくれれば…」とひた隠す本当の理由は、インフルエンザだった。
前日7日にマスク姿で室内調整をした平瀬。元気な姿に見えたが、実はインフルエンザに侵されていた。木谷、宮沢にも症状があるため、この日は休養指令を受けた。決戦が迫ったこの時期に、まさかのウイルスまん延…。2日の練習後、MF田村が高熱を出したのを発端に、まさかの事態となった。
今日にも検査を受け、平瀬にウイルスが見つからなければ、磐田戦出場の可能性もある。高熱はなく体力の消耗はないが、敵は見えないウイルスだ。入れ替え戦経験者で、チーム2位の11得点をマークしたベテランを、大一番で欠くのは痛い。さらに怖いのは、今後も発症者が続く可能性があることだ。
皮肉にも、日ごろから手洗い、うがいを徹底していたチームを襲った、よもやのアクシデント。マスクで予防する選手も増え、被害を抑えようと屋外での取材を制限する動きも見られた。指揮官が口癖のように言ってきた「試練の1年」。最後の最後まで苦難の道は続くのか。【山崎安昭】
[2008年12月9日11時20分 紙面から]
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