<練習試合:浦和5-0FC琉球>◇21日◇鹿児島県指宿市

 新ホットラインの誕生だ。浦和FW原口元気(17)が、あこがれのエースと「初共演」した。FC琉球との練習試合に、2列目の左サイドで先発出場した。この日は、FW田中達が2トップの左で、浦和での実戦に今季初出場。原口は、今季の練習試合8戦目にして、初めて一緒にプレーした。

 試合開始早々、いきなり先輩のゴールをおぜん立てした。前半2分、ゴール前で相手DFをかわして右足でシュート。惜しくも相手GKにはじかれたが、こぼれ球を田中達が押し込んだ。田中達は6分にもゴールを奪う。キャンプ初日の17日にチームの全体練習に合流したばかりにもかかわらず、すぐに結果を出す姿に、原口は「ボールの受け方もうまいし、点も取れる。すべてがうまかった」と、尊敬のまなざしを向けた。

 初めて一緒にプレーしたとは思えない、息の合ったコンビネーションも随所に見せた。ゴール前に切り込みながら、田中達と絶妙なワンツーを決めた。「ゴールに向かう姿勢の強さは似ているところがあると思う。そういうところで合うところがあるのかなと思う」と、エースとの連係に手応えも感じ取っていた。

 試合前には「自由にやっていいよ。攻撃になったら好きにやれ」と、田中達からアドバイスを受けていたが、この日はノーゴール。「合宿に入ってから調子が良くない。ボールに触る回数が少なかった」と表情はさえなかった。それでも「試合に出られるならどこでもいい。(課題の)守備も考えてやっていきたい」。あこがれの田中達との「ホットライン」形成を機に、開幕スタメンへの意欲をさらに強めていた。【今井恵太】