<J1:東京1-0山形>◇第3節◇21日◇味スタ

 日本代表の東京DF長友佑都(22)が、決勝点の起点となる左サイド突破でチームの今季初勝利に貢献した。後半10分、パスカットに成功したMF石川の縦パスに反応し「思い切って出ていった」と一気に敵陣深く走りこんだ。ゴール前に好クロスを上げるとFWカボレを経由し、MF羽生のゴールにつながった。28日に控えるW杯最終予選バーレーン戦(埼玉)に向け、弾みをつける活躍だった。

 東京のDFとして開幕連敗し、計7失点を喫した責任感を募らせていた。19日の代表発表では所属先で不調のGK川口、FW巻が落選し、長友は「オレは東京で結果を出さないといけない」と危機感も抱いた。国際電話を通じて日本代表MF中村俊からサイドバックの上がるタイミング、局面打開の方法、ボール保持した時の目線まで助言を受けたことを実践でき「迷わず、貪欲(どんよく)に仕掛けることができた」と達成感を口にした。

 明大在学中の昨季から東京に加入すると一気に代表まで上り詰めた。学生気分を捨て、食事から意識改革した。大好物のとんこつラーメンを「体が重くなるから」と封印。運動量求められるサイドバックらしく、炭水化物を大量摂取して持久力の向上を図るなど日の丸を背負う選手の行動を意識し始めた。バーレーン戦前の最後のJで今季初勝利。「コンディションもいい。代表でもアピールしていきたい」と、気持ちを切り替えていた。【藤中栄二】