J1清水のFW永井雄一郎(30)が6日、横浜FCとの練習試合(サテライト)で先発出場し、開幕後初の「実戦復帰」を果たした。要所で攻撃センスの高さを見せつけた。前半17分、相手のパスをカットすると、中央をドリブルで突破し、後方から走りこんできたMF大前への好パスで決定機を演出。さらに同26分、右サイドから中央のFW長沢に絶妙のスルーパスで相手ゴールへ迫った。

 古傷の股(こ)関節痛と両ふくらはぎ痛で離脱が続き、2月28日の新潟との練習試合(非公開)以来となる約1カ月ぶりの対外試合に「ゲームでダイナミックな動きの中で痛みが出ないかチェックしながらだったけど、そこまで痛みが出なかった」と、当初の予定より15分追加を志願し、前半終了までピッチに立った。

 スタンドから戦況を見守った長谷川監督も「まだ、ゴール前の迫力がない。もうちょっとだね」としながらも「(早く)メンバーに入れたい選手の1人」と完全復活を心待ちする。「今週、どういう形で練習ができるかが次へのステップになる。感覚さえ戻ってくれば」と永井。07年アジアMVP男が「清水デビュー」へのカウントダウンに入った。【為田聡史】