山形残留へ2人の「たつや」が魔球特訓
モンテディオの高精度キッカーデュオ「たつや1号&2号」が、チームをJ1残留に導く。J1山形DF石川竜也とMF古橋達弥(ともに29)が19日、マル秘CK特訓を行った。小林監督の指示のもと、無人のペナルティーエリア内に、多彩な軌道のキックを約15分、蹴り込んだ。勝てば残留が決まる21日大宮戦(NDスタ)のカギはセットプレーにあり、と読む小林監督は「(2人に)蹴らせたのは秘策のための準備」と、けむに巻いた。
勝てば残留が決まる大一番を前に、15人もの報道陣が集まったNDスタでの練習。その練習が終わり選手とともに、ほとんどの報道陣もクラブハウスへ移動したのを見計らうように、小林監督が「たつや1号&2号」を呼び寄せた。
指揮官から何やら指示された「1号機」石川は右コーナー、そして「2号機」古橋は左コーナーにスタンバイ。誰もいないペナルティーエリア内に、指揮官から説明された敵と味方の配置を頭の中でイメージし、交互に奇妙なボールを蹴り始めた。
石川が左足で、逆サイドのタッチラインを割るかのような角度、球速で蹴り出したボールは突如、勢いを失いゴール前で落ちる「魔球」を連発。古橋が勢いよくペナルティーエリアの外へ蹴り出したボールも、急激に軌道を変えてゴール正面に。古橋は「普通に蹴れば(大宮の191センチDF)マトにやられる。秘策? 詳しいことは言えない」と話し練習場を後にした。
指揮官はマル秘練習の意図を「明日(20日)やるために、キッカーだけ準備した。秘策? 頭の中にある。グーンとかギューンとかいうやつ」と説明。やはり残留のかかる15位大宮との一戦は「打ち合いにはならない。そうなればセットプレーは重要」と読んでいる。大宮が今季リーグ戦でCK、FKで5アシストを記録するが、同様に6失点しているデータも把握済み。身長のハンディを「たつや1号&2号」の魔球がカバーし「残留」の2文字をたぐり寄せる。【山崎安昭】
[2009年11月20日11時11分 紙面から]
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