王者鹿島が「ジーコ・スピリッツ」を胸に刻み、アジア制覇、リーグ4連覇を目指す新シーズンに臨む。モデルチェンジされる今季のユニホームに、クラブの偉大なOBジーコ氏が残した3つの言葉を縫いつけることが分かった。17日、クラブ関係者が明かした。

 左胸のエンブレムの裏地に縫い込まれるのは、クラブハウスの選手用ロッカーにも掲げられる「TRABALHO(献身)」「LEALDADE(誠実)」「RESPEITO(尊重)」の3つ。ジーコ氏が現役時代から選手の心得として最も重視した言葉だ。

 クラブ関係者は「史上初の3連覇を達成した次の年だけに、選手にも初心を忘れないようにということです」と説明。裏地に刺しゅうを入れるのは極めて異例のことだが、鹿島を創設時から支えてきた「ジーコの教え」を胸に、さらなる歴史をつくり上げていく。