大宮は12日、右大腿(だいたい)骨骨肉腫と診断されたDF塚本泰史(24)が10日に都内の病院で手術を受け、無事終了したと発表した。腫瘍(しゅよう)のある骨を取り除き、人工関節に置き換える手術で5時間に及んだという。塚本はクラブを通じてコメントを発表した。

 3月7日開幕戦!一生忘れられない日を与えてくれた多くの人に感謝し(中略)強い決心と決断をしたつもりでしたが、手術室に向かう途中から涙がとまらず手術室へ入る一歩が踏み出せない弱虫な僕がいました。それは、手術への恐怖、不安などではなく僕からサッカーを奪った骨肉腫という病への憎しみと悔しさでした。(中略)

 後戻りは許されず、気が付いた時にはかたく重たい右足を恐る恐る触る事が精一杯でした。そして、今術後の痛みと戦っています。(中略)術後、一日目にして車椅子に乗った患者さんは病院始まって以来とのこと…(僕はすごい)。

 皆様の力が僕を強く導いてくれていることに心からお礼を言います。ありがとうございました。

 1日1日、一歩一歩頑張ります。泰史(原文のまま)