<J1:大宮1-0浦和>◇7月31日◇埼玉

 大宮は5月1日京都戦以来7試合ぶりの勝利だ。前半28分にFWラファエル(27)が決めたゴールを守りきった。同40分に左サイドバックのDF村上が一発退場。数的不利になると、後半途中から5バックにして守りを固めた。後半のシュート数は0。相手に終始攻められたが、鈴木監督の「守りを徹底」は最後まで崩れなかった。

 勝利につながる教訓があった。7月17日の名古屋戦は10人の相手に完封負けを喫し、同28日の横浜戦は後半ロスタイムに失点し引き分け。MF鈴木は「1人少なくても勝てる、最後まで気を抜かないということを学んだ。勝てたのはうれしい」と笑顔を見せた。狙い通りの試合展開でダービーを制し、選手たちの顔には充実感が広がっていた。