G大阪のMF遠藤保仁(30)が、宿敵C大阪との打ち合いを制す。15日は大阪・万博練習場で、18日の大阪ダービーに向け調整を再開。左ふくらはぎ痛で離脱していた遠藤も合流し、8月29日磐田戦以来、約半月ぶりの先発復帰が濃厚になった。現在5位のチームは、2位C大阪に3点差以上をつけて勝てば総得点差で順位が逆転する。大黒柱の遠藤は「上と離されるわけにはいかない。勝ち点3を取れば、順位も上がりますから」と気を引き締めた。

 ダービーは03年7月13日に敗れて以降、7勝1分けと不敗。しかも大勝が多く、8試合平均3・5得点を奪っている。遠藤は「先制点を取りたい」と慎重だが、西野監督は「これまでとは違う戦い。相手(の順位)は上だし、意識しないと言えばウソになる」と対抗心を燃やした。優勝争いした05年以来の「GC」上位対決で、既にチケットは完売。ライバルを倒し、5季ぶりのVへ弾みをつける。