<J2:柏5-1札幌>◇第27節◇23日◇日立柏サッカー場

 コンサドーレ札幌は柏に敗れ、今季3度目の連敗を喫した。前半終了間際にMF上里一将(24)が2度目の警告を受け退場。1-2の後半34分にはMF宮沢裕樹(21)も2度目の警告を受け退場し、9人での戦いに耐えきれず大敗した。5失点は08年10月5日のJ1磐田戦以来2年ぶり。勝ち点30の札幌は、残り10試合で首位柏の61を上回れず、今季のJ2優勝がなくなった。

 札幌がびしょ濡れのピッチでボコボコにされた。首位柏に今季ワースト5失点。古巣との対戦だったDF石川は試合後、両手で顔を覆った。バースデー初勝利お預けのFW中山も髪をかきむしり悔しがった。MF高木は「悔しいというより寂しい。また一からやり直さないと。このままじゃやばいどころじゃない」と危機感を募らせた。

 これが首位を走るチームと、いつまでも浮上できないチームの差だった。0-2で迎えた後半27分にMF古田が追撃弾を決めると、一時は流れが転がり込みかけた。「2-1のときに2点目が奪えていれば」と石川。1つのプラス要素が次につながらない。同34分にMF宮沢がペナルティーエリア内で不用意なファウルを犯し2度目の警告を受け退場。PKでの3点目が勝負を分けた。日本代表のザッケローニ監督が視察した初の御前試合は苦いものとなった。

 次節は中盤の核となる上里、宮沢を欠いた布陣を余儀なくされる。石崎監督は「中2日でまたゲームがある。いる選手たちで気持ちを切り替えて戦う」と言った。昇格圏の3位福岡とは今季最多の勝ち点差19が開いた。札幌は26日の岐阜戦、10月16日の甲府戦で連敗し、福岡が3連勝すれば、最短で甲府戦翌日の同17日にも昇格が消滅する。だんだんと後がなくなってきた。【永野高輔】