川崎F相馬直樹監督(39)が14日、優勝に向けて「相馬3カ条」を掲げた。「集団ゲームなので最低限のことはやる」と、選手に3項目のルールを設定。(1)ケガ防止のため練習でもレガーズ(すね当て)を装着(2)練習前後の1日2回、体重をチェック(3)試合日は試合前ミーティングから試合後まで携帯電話の電源を切ることを義務化した。

 体重管理は、昨年監督を務めたJFL町田ゼルビアで徹底した日課で、選手のコンディション向上につなげる。携帯電話は、ハーフタイム中にロッカー室で他会場の試合経過をチェックする選手もいたが、目の前の戦いに集中させる狙いだ。「すぐにつながるかは別だけど、1つ1つのことをしっかりやりたい」。そんな3カ条に、MF中村は「しっかりやることで相馬さんのサッカーに近づける」と言えば、MF稲本も「チームがいい方向に向かっていく」。相馬流が早くも浸透し始めた。【由本裕貴】