<J1:新潟2-3浦和>◇第21節◇14日◇東北電ス
若武者コンビの活躍で、浦和が新潟に競り勝った。Jリーグでは初となるU-22(22歳以下)日本代表MF山田直輝(21)と、FW原口元気(20)がユース出身コンビの「アベック弾」を決めた。前半8分の先制点は、ゴール前FKのチャンスから2人の流れるようなコンビネーションを披露。MF山田直はU-22エジプト代表との国際親善試合で見せた勢いそのままに好調を維持し、1得点1アシストで試合を作った。
「ここに走れば、アイツからボールが来るだろう」「ここにパスを出せば、アイツなら走り込んでくるだろう」。ゴール前の狭いスペースで、鮮やかなワンツーが決まった。前半8分、ゴール前左サイドからのFKでMF山田直がキッカーを務めた。相手がクリアし、こぼれ球を右サイドで拾ったFW原口は、山田直にパスすると、ゴール前に走り始めた。山田直は相手DF陣の足元をかいくぐるパスを送り、原口が右足できれいに決めた。
ユース出身ならではの、息の合った「相思相愛」プレーだった。原口は「最後、直輝なら(パスが)返ってくるかなと思ってゴール前に入ったら、本当に返ってきた。うまくコンビネーションができた」と納得の表情。一方の山田直も「原口だったら、最後(ゴール前に)入ってくると思った。見えていたわけではないが、感覚でうまく出せた」と満足げに話した。
山田直は代表戦からのよい流れをチームにもたらした。1点リードで迎えた後半16分には、FW田中の右サイドからのクロスにニアサイドで合わせて3点目を決めた。今季はここまでリーグ戦9試合に出場して無得点。原口に代わり追加招集されたU-22エジプト代表との国際親善試合で、今季初ゴールを決めた。チームよりも早く代表で得点を決め、ペトロビッチ監督からは「早くチームでも得点を決めてくれ」と声を掛けられていた。
どうしてもほしい1点だった。試合後には「今までもチャンスがあったのにぜんぜん取れていなかった。代表戦で自分のプレースタイルを見直して、自信になった。結果として大事なゴールを入れられてよかった」と安堵(あんど)した表情を見せた。
若武者の活躍で、連敗を阻止した。原口は「直輝の調子が戻ってきて、2人で相手を崩してどんどんやっていきたい」と意気込んだ。このコンビで、ピッチを熱くさせる。【保坂恭子】



