<J2:山形0-0水戸>◇第6節◇1日◇NDスタ
J2山形は水戸とスコアレスドローに終わり、ホームで勝ち点3を獲得することはできなかった。旗が大きくなびくほどの強風の中、風下に立った前半は相手の攻撃に苦戦。後半も流れを呼び込むことはできなかった。守備面では後半23分、GK清水健太(30)が相手のシュートを横っ跳びでセーブするなど今季初の無失点に抑えたものの、勝利には結び付かなかった。
強風とともに勝ち点3が流れていった。山形は前半、風下に立ったため、ロングボールが生かせない。大きく蹴り出したパスがそのままタッチラインを割るなど、ちぐはぐな連係を露呈。流れに乗れなければ、ミスも増える。同42分、ゴール前で中途半端なクリアボールをさらわれ、元日本代表FW鈴木隆にシュートを許した。失点こそならなかったが、清水は「簡単にボールを失って、カウンターを食らっていた」と反省点を明らかにした。試合後、奥野監督は「勝ち点3の上積みを目指したが、1にとどまった」と唇をかんだ。
前節(3月25日)の岡山戦にも似た天候だった。1-2で敗れた直後、奥野監督は「風の強い試合の攻撃と守備に対して、もっと対応していく必要がある」と課題を挙げていた。この日は敗戦こそ免れたが「風の対応に拙さがある。風下に立ったら相手陣内で長くボールを保持して、精度の落ちる浮き球ではなく低いパスをつないでいかないと」と同じ失敗を悔やんだ。
一方で、守備面は今季6試合目にして初めて相手を完封した。DF石井が大声でラインを統率。普段の練習から人一倍大きな声でチームを鼓舞する男が、今季初先発に応えた。後半23分には1対1のピンチを迎えたが、清水が右への横っ跳びでシャットアウト。窮地を脱した。奥野監督は「体を張った献身的な守備をしていた」と評価。白星は逃したが、手応えもつかんだ。【湯浅知彦】



