清水のGK林彰洋(24)が26日、日本代表候補合宿からチームに合流した。明日28日の東京戦に向けて完全非公開で約90分間の調整。終了後に「疲れは全然ない。フルメニューをこなしました」と明るい表情を見せると、アフシン・ゴトビ監督(48)も「集中してトレーニングできている」と話した。

 オシム監督時代の07年2月以来5年ぶりの合宿では、グイードGKコーチの指導を受け、ザッケローニ監督にも自ら話し掛けるなど充実した3日間を過ごした。林は「イタリア人のコーチは初めてで、練習の内容も新鮮だった。いい勉強になった」と振り返った。

 チームは前節、今季最多の3失点でG大阪に1-3で敗れた。上位争いに踏みとどまるためにも連敗は許されない。林は「試合の入り方も悪かったし、慢心があったと思う」と反省しながらも「内容が悪いわけじゃない。気持ちを切り替えて、今はチームで結果を出すことだけに集中したい」と力を込めた。【前田和哉】