清水のMF八反田康平(22)が、明日26日のナビスコ杯鹿島戦(カシマ)でプロデビューを迎えることが有力となった。25日、完全非公開で調整を行ったアフシン・ゴトビ監督(48)が「長いシーズンには全ての選手が必要。けがから戻ってきた選手を起用することで、この先、我々のチームは良くなる。八反田は非常にキレてきているし、60分間はプレーできる」と話しており、先発の可能性も十分にある。

 八反田は鼠径(そけい)部痛により開幕から出遅れたが、苦しいリハビリ期間を乗り越えて5月上旬に完全合流。リーグ戦ここ2試合ではベンチ入りを果たすなど、徐々にコンディションも整ってきた。既にチームは5戦全勝で決勝トーナメント進出を決めているが「自分にとっては印象的な試合になる。良いプレーをすれば今後のチャンスにもつながると思うので、良さを出してアピールしたい」と、待ちに待った一戦に向けて闘志を燃やした。【前田和哉】