<J1:名古屋0-0仙台>◇第18節◇14日◇豊田ス
仙台が第2節から守ってきた首位の座を広島に譲った。アウェーで名古屋と引き分けて勝ち点を上積み。勝ち点36、得失点差19点は並んでいたが、総得点で広島(37)が仙台(34)を上回った。それでもボランチで今季初先発となったMF田村直也(27)が奮闘するなど、夏場の敵地でゼロに抑えたことは収穫。次節28日のホーム鳥栖戦で首位奪還を目指す。
堅守速攻の仙台が、敵地で勝ち点を持ち帰った。広島に総得点の差で抜かれ、順位は2位と変わったが、プラン通りの展開だった。優勝ラインを勝ち点70と設定しているチーム。手倉森誠監督(44)は「ホームではしっかりと勝ち点3を、アウェーでは最低勝ち点1を取る」と手堅く戦っていく方針を打ち出していた。ホームの名古屋に主導権を握られる時間帯もあったが堅いブロックでゴールだけは割らせない。逆にチャンスと見るや素早いカウンターで脅かす。同監督の予言通り、前から奪いにかかる今季の攻撃的スタイルは限定発動にとどめ、したたかに戦った。
逆境に耐えた。フィールドプレーヤーでは唯一、ここまでリーグ戦全17試合でスタメンを張ってきたMF富田が前日13日の練習中に右膝を負傷。名古屋まで同行してギリギリまで出場の可能性を探ったが、メンバー外となってスタンドから戦況を見つめた。ダブルボランチは松下と田村で形成。リーグ戦5試合ぶりのスタメンだった田村にとっては昨年11月19日の浦和戦以来となる、ボランチでの公式戦出場だった。それでも田村が球際でのしつこさ、松下も正確なパスと持ち味は随所に発揮した。
川崎F相手に3点を奪った広島にかわされる形とはなったが、ゲーム内容自体は問題なし。追われる重圧から解放され、気分新たに仕切り直す。



