<J2:群馬2-2山形>◇第19節◇15日◇正田スタ

 山形がまたセットプレーから失点した。前半19分、不用意なファウルで与えたFKから先制点を献上。前節終盤で2点のリードを追いつかれた弱点を再び露呈した。その後は人数をかけて群馬ゴールに迫るが、32分に右クロスからFW林が放ったヘディングシュートはポスト直撃。前半の決定機はこの1度だけだった。

 群馬で勝ちたかった。奥野僚右監督(44)は02年にザスパ草津の初代監督兼選手として入団。「試合はほとんど土のグラウンド。練習場は近隣の市町村にお願いして手配した」と苦労を重ねながら、わずか2年で県リーグからJFL昇格へ導いた。「もう11年たつけど、去年も温かい声をかけてもらった。当時からの経験があって、今の自分がいる」という奥野監督がつけていた背番号31は、05年から群馬の永久欠番になっている。

 指揮官の執念に、選手が応えた。8分に追加点を許したが、17分に林が決め1点差。21分にはFW万代を投入し、2バック気味にして勝負に出る。今季先制された試合は6戦全敗だったが、ロスタイムにMF広瀬のクロスをDF堀之内が同点ゴール。前節とは逆に2点差を追いついてみせた。21位相手に苦しみはしたが、大きな勝ち点1を拾って8勝3分け8敗で8位に浮上した。