<J2:G大阪3-0札幌>◇第29節◇18日◇万博
鬼門で、また勝てず-。札幌は首位G大阪に敗れた。後半8分、FKから先制点を献上すると11分にも失点。同31分にも3点目を与えるなど、相手攻撃陣を抑え切れず失点を重ねた。これで万博記念競技場では公式戦10戦未勝利となり、完封負けは7月3日徳島戦以来7試合ぶり。5度目の連勝を逃して勝ち点は41のままで、プレーオフ圏6位との勝ち点差は6となった。
首位G大阪の攻撃陣を封じることはできなかった。まずは0-0の後半8分、日本代表MF遠藤の左サイドからのFKを、DF西野に頭で合わせられた。その3分後、今度はドイツ帰りの元代表FW宇佐美に同じサイドをドリブルでこじ開けられた。一瞬で2人かわされ、右足で2点目を決められた。
「FKからの1失点までは、返せると考えていたが、連続失点で難しい試合になってしまった」と財前恵一監督(45)。2点ビハインドの後半14分にはボランチ宮沢をFW前田に代え、システムを変えてゴールを奪いにいったが、リスクをかけた分、スキもできた。同31分に再び左サイドを崩され、FWロチャに頭で合わされて0-3。万博でのG大阪戦は10度目の挑戦も、また壁を打ち破ることはできなかった。
指揮官がプレーオフ進出に向け、ターニングポイントに挙げた一戦だった。16日の練習後「簡単に勝てる相手ではないが、チャンスはある。相手が強いからといって、無理なところからシュートを打たないこと。最後の最後まで冷静に」とゴール前での判断にこだわった。前半はフェホ、宮沢、荒野らがチャンスをつくり、シュートもG大阪を上回る13本放ったが、結局は7戦ぶりの無得点。フィニッシュ精度の差が勝敗を分け、指揮官は「あそこで決め切れていれば違う展開になった」と悔やんだ。
過酷な夏場の3連戦の初戦を落とした。G大阪戦後は中2日で21日に愛媛戦、さらに中3日で25日に水戸戦を控えている。財前監督は3試合を考えたメンバー構成を想定。「G大阪で出ていない選手が、次の試合で先発になることもある」とコンディションを見てメンバーの入れ替えも示唆している。痛い敗戦も、ここからはチームの総力を集結して乗り切っていかなければならない。【永野高輔】



