「ハマのマムシ」が、優勝へのキーマンとなる。首位横浜は20日、横浜市内で明大と練習試合を行い、3-2で勝利した。控え選手中心で臨んだ中、MF小椋祥平(28)はボランチで先発。相手からボールを奪うまで離れず、しつこくマークするスタイルは、J2水戸時代から「マムシの祥平」と呼ばれ、この日も高い守備力を見せつけた。

 今季はリードした状況の終盤に「クローザー」として起用される試合が多い。9試合に途中出場し、プレーしている時間帯は無失点。チームは7勝2分けと無敗を誇る。次節のアウェー大分戦はDF栗原が累積警告で出場できず、ポジションこそ違うが出番が早い可能性はある。「与えられた役割をこなすだけ。自分の良さを出せれば」。狙った獲物は逃さない。【由本裕貴】