<J1:清水0-1横浜>◇第2節◇8日◇アイスタ

 「ハマのメッシ」こと日本代表の横浜MF斎藤学(23)が、開幕連勝の立役者となった。前半13分、MF富沢のロングボールに走りだすと、落下したボールの変化に相手よりも一瞬早く反応。右足で一気に抜き去り、そのままネットを揺らした。その後も、同22分にドリブル突破から決定的な位置でFKを獲得するなど、持ち味を存分に発揮した。

 開幕から2節目で記録した今季初ゴールが決勝点となり、「相手よりも早く反応できたこと。1対1も冷静に決められたことが良かった」。歓喜に沸くサポーターの「マナブコール」に笑顔で応えた。

 メンバー当落選上のブラジルW杯本大会まで、100日を切った。この日、試合終盤は精彩を欠き、後半36分に交代。「点は取れたけど内容は悪かった。2点目、3点目が取れるようになっていかないと」。会場を後にする顔に、満足感はなかった。