J2磐田は3月31日、磐田市内で軽めの調整を行った。3月19日に左膝外側半月板損傷で手術を受けたDF宮崎智彦(27)が、屋外でのリハビリを開始し元気な姿を見せた。17日の熊本戦の前から違和感を感じており、熊本戦は痛み止めを飲んでフル出場も、検査の末、半月板に小さな亀裂が判明した。プレーを続けることも可能だったが「後でひどくなって時間がかかるより、ここで手術しよう」と決断した。

 手術翌日には退院し、室内で筋力トレーニングに励んできた。上半身がたくましくなり「体重は変わっていないのに、太った?

 と聞かれます。今は痛みもない。下半身の筋トレもやってます」。この日は、グラウンドで軽くボールも蹴り、ウオーキングを中心に行った。医師には「復帰まで5~6週間」と言われているが「焦るつもりはないけど、今の状態から4月下旬には部分合流できそう」と話す。離脱中、チームはシステムが4-1-4-1に変化し、栃木に快勝した。ポジション争いも激烈で「戻ったからといって、出られるとは思っていない。また一からです」と引き締めた。【岩田千代巳】