<J2:磐田1-2湘南>◇第19節◇21日◇ヤマハ

 磐田は首位湘南に敗れた。相手の激しいプレスと体を張った守備に自由を奪われ、負けじと走って応戦したものの、1対1でも相手の気迫と球際に屈し、点差以上の完敗だった。サポーターからは激しいブーイングが起こった。これで湘南との勝ち点差は17に広がり、3位松本にも勝ち点で並ばれた。J2優勝の目標が遠のいた。

 序盤から、勝ち点51と首位を独走する湘南の速いプレスに圧倒された。ボランチ小林祐希(22)ら中盤でのボールホルダーには、2~3人が取り囲み、自由に前にボールを運ばせてもらえない。FW山崎亮平(25)がドリブルで仕掛けるも、食い止められた。前半39分には、相手の速いリスタートに慌てて失点。後半8分、MFフェルジナンド(34)のミドルシュートで追いつくも、同15分にはオウンゴールで失点した。

 MF松井大輔(33)FW前田遼一(32)DF駒野友一(32)らベテランが積極的に前線で個の力を発揮してチャンスメークしようとするが、平均年齢23・73歳の若さあふれる相手は、体を投げ出して食い止めにかかる。相手の走力と激しいプレスは最後まで落ちなかった。昨年5月、J1で戦ったホームの試合で4-0と圧勝した湘南とは別チームだった。

 磐田は高さのあるFW金園英学(25)を、残り10分でMFフェルジナンドに代えてMF山田大記(25)を投入し流れを変えようと試みた。ロスタイムのFKではGK八田も前線に上がり意地を見せたが、最後まで集中力を保った相手を崩すことができなかった。湘南との勝ち点差は17に広がっただけでなく、力の差も見せつけられた。【岩田千代巳】