<天皇杯:名古屋2-2(PK戦3-5)清水>◇準々決勝◇11日◇瑞穂陸

 清水がPK戦の末、名古屋を振り切り、準決勝へ進出した。後半20分、MF高木善朗(21)が先制点、同22分には兄のFW俊幸(23)が追加点を挙げる兄弟アベック弾。同点に追い付かれたが、PK戦を制した。

 高木兄弟が2回戦のびわこ成蹊スポーツ大戦に続く、2度目の「共演弾」で4大会ぶりの4強進出に貢献した。後半20分、兄俊幸の折り返しに、弟善朗が右足で先制点。同22分にはスルーパスに抜け出した俊幸が追加点を挙げた。チームはその後同点に追いつかれたが、PK戦で競り勝った。善朗は「自分たちの得点が何とか勝利につながってくれてよかった」と、笑顔だった。