横浜MF中村俊輔(36)の今季リーグ開幕戦出場に黄色信号がともった。左足首の炎症のため、12日は宮崎合宿中のチームの練習に参加せず、午後には病院で精密検査を行った。関節内で遊離した軟骨、いわゆる関節ネズミが引き起こす痛みとみられ、合宿に入ってから急激に悪化。ここ数日は完全別メニュー調整を強いられていた。

 以前から関節ネズミの位置によって、急に痛みが出ることはあったが、今回は歩くのもつらい状態が続いているという。3月7日のリーグ開幕、川崎F戦まで1カ月を切っているだけに、モンバエルツ監督も「メディカルスタッフらと、今後の対応を話し合いたい」と眉をひそめた。それでも中村は、1人でプールでのトレーニングなどを黙々とこなし、可能な限りの肉体づくりに励んでいる。