MF香川真司(25)がマンチェスターUからドルトムントへ復帰したが、ファンハール新監督が就任したマンUを離れた選手は、他にもたくさんいる。イングランド代表に名を連ねることもあるMFトム・クレバリー(25)もその1人。
守備的MFとして、昨季のマンUでは不調の要因としてやり玉に挙がることも多かった。だが期限付きで移籍した新天地アストンビラでは、明るいとまではいかなくとも、少しはマシな未来が待っているかに思われた。
だが、その甘い見通しはもろくも崩れさったようだ。クレバリーは先日、ツイッターを利用して、サポーターとの質疑応答を開催。ファンとのQ&Aを通して、親睦を深めるはずだった。だが「虐待」と言っていいレベルの言葉の暴力を浴びせられ、ツイッターは炎上してしまった。
これを英メトロ紙(電子版)などのメディアが面白おかしく取り上げ、失意のクレバリーにとどめを刺した。その、サポーターから書き込まれた言葉というのが…
「頼むから、こんな企画はやめてくれ」
「お前の横パスやバックパスでアストンビラが2部降格を逃れられると思ってんのか」
「別の職業に就くことを考えたことないの?」
「ハイ、トム。どうやってみんなをだましてサッカー選手になったの?」
「来年はマンUに帰るつもり? やめといた方が良いぞ」
「エバートンに移籍しないでくれてありがとう。君はひどいから」
「生活費を盗むのはどんな気分?」
「君のプレーぶりを、新天地のファンが嫌っているのを知るのはどんな気分?」
「なんでCleverly(利口に、賢く)という名前なのに、どうしようもないバカのようにプレーするの?」
罵詈(ばり)雑言の嵐となり、読んでいるこちらまで、何となくいたたまれなくなってくるクレバリーのQ&A。「好きなタイプの映画はどんなもの?」という普通の質問もなされたが、これだけ悪口を言われた後だと、この質問ですら「バカにしてるのか?」と思えてくるから不思議だ。
マンU時代は香川の親友で、決して人間的には悪いヤツではなかったクレバリー。アストンビラのサポーターのみなさん、せめて悪口はプレーを見てからにしてください。