5位につけるヘルタ・ベルリンのFW原口元気(25)は、下位に低迷するハンブルガーSVに0-1とつまずき、ショックを隠せなかった。

 原口は右のMFで先発し、後半39分までプレーした。前半はあまり目立った場面がなかったが、後半に入ると15分、17分、22分と立て続けにゴール前へボールを送り、同37分にはこぼれ球からシュートも放ったが、クロスバーを越えてしまった。5試合連続の先発ではあったものの、2試合連続でのフル出場はならなかった。

 試合後は「いやぁ…痛いですね…。悪くなかったとは思うんですけどね、チームとしては。(長い沈黙の後に)ミスからなので。うん、まぁ悔しいですね」と、なんとか言葉をつむいだ。ただ、酒井高徳のいるハンブルガーSVが良かっただけに「元々こんな下位にいるチームじゃないとは思います」と認めた。

 一方で膝の負傷から復帰したスロバキアの新星、MFドゥダが後半途中から出場したことはプラス材料のようだ。原口は「(ドゥダは)いい意味でブンデスに染まっていない。彼が入ることで色が変わる。僕もやっててまだまだフィットしていないですけど、そこは楽しみ」と今後への手応えを口にした。

(鈴木智貴通信員)