<プレミアリーグ:ウェストブロミッジ-マンチェスターU>◇19日◇ウェストブロミッジ

 マンチェスターUのMF香川真司は、アウェーのウェストブロミッジ戦で前半6分に今季6ゴール目を挙げた。

 退任するファーガソン監督にとって最後の指揮となる今季最終戦で、香川が大きな仕事をやってのけた。3月のノリッジ戦でハットトリックを達成して以来となる約2カ月半ぶりのゴールを決めて、チームを勢いづけた。

 前半6分、ゴール前に走り込んで右からのクロスを頭でたたきつけた。ワンバウンドしたボールはゴールネットを力強く揺らした。今季は負傷離脱もあり、納得できる内容ではなかった。4月末に優勝を決めた時も「そこまで達成感はない」とどこか冷めた感じだったが、名将の最後の花道を飾るゴールにこの日は満面の笑みだった。