男子ハンマー投げの室伏広治(40=ミズノ)が日本選手権(26日開幕、新潟)を欠場することになった。15日に日本陸連が発表した。

 昨年大会で20連覇を飾ったが、記録は途切れることになった。日本陸連と通じて発表したコメントは以下の通り。

 「後輩たちに大きく伸びてもらいたいという想いから、自らがジャンプ台の役割になれればと日本選手権に出場してきましたが、昨年20連覇を達成し、その役割は果たしたと思っております。1992年から出場してきましたが、いつまでも自分が出場し続ける事によって後輩が育たないとも感じています。しかしながら、後に続く若い選手が出てこなければ、いつでも日本選手権に出場したいと思っています。世界で戦える、若い選手が育つことを望んでいます。リオデジャネイロオリンピックに向けての考え方は、2016年が明けてから示したいと考えております」。