陸上の世界選手権(8月・北京)男子長距離代表に決まった村山謙太、紘太の双子と鎧坂哲哉の旭化成勢が2日、宮崎県延岡市の旭化成陸上部クラブハウスで記者会見し、兄の謙太は「兄弟で世界に行く目標を達成できてうれしい。紘太とは2番手や3番手につけて積極的にレースをつくっていこうと話している」と兄弟で顔を見合わせた。

 日本選手権5000メートルで初制覇した弟の紘太は「自分の強みはラスト1周。52、53秒で勝負するスタミナをつけて臨み、決勝進出を目指したい」と抱負を述べ、1万メートルで初優勝した鎧坂は「ようやく世界の舞台に立てる。勝負した証を残したい」と言った。宗猛総監督は「一つ一つのチャンスをきちっとつかんだから、ここまで来ることができた」と初の代表を勝ち取った3人をたたえた。