日本陸連の年間表彰式「アスレティック・アワード」が16日、都内で開かれた。カメラのフラッシュを勢いよく浴びたのは、世界リレー大会3位メンバ-として優秀選手賞の桐生祥秀(20=東洋大)と、世界ユース選手権2冠で新人賞のサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高)。公の場では初のツーショットでガッチリ握手を交わした。

 16年リオデジャネイロ五輪代表を狙うため、桐生は世界室内選手権(3月、米国)で来季初戦を迎えるが、「米国(合宿)には行きたい」。20年東京五輪世代の若手選手を支援する安藤財団の協力で、その前後に米フェニックスでの短期活動が決定している。前日15日には20歳の誕生日を迎え、「日本人初の9秒台を出す」と目標を新たにした。サニブラウンは「走りも参考になる」と桐生との初対戦を心待ちにした。