女子100メートルで日本記録保持者の福島千里(札幌陸協)は、予選のレース途中で棄権した。

 スタートして約20メートルでスピードを緩め、30メートル付近で止まってしまった。会見を行った福島は「スピードを上げていく段階でけいれんが起こり、この先のレースのことを考えて大事を取った」と説明した。

 同大会は、10年に日本記録(11秒21)を出した相性のいい大会だったが、14年に右足種子骨骨折で欠場すると流れが変わり、15、16年も足のけいれんで棄権していた。3日の静岡国際同200メートルにエントリーしているが「今は決められないが、気持ちは出られればいいなと思っている」と話した。