陸上男子短距離のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は30日、米国遠征から成田空港に帰国し、次は5月13日のダイヤモンドリーグ上海大会の100メートルに出ることを明らかにした。同大会には桐生祥秀(東洋大)も出場する。

 ケンブリッジは4月に米国で3大会を転戦した。いずれも追い風が強く参考記録となったが、15日の今季初戦では9秒98を出し、10秒0台も2度マーク。「記録だけを見れば悪くなかった。しっかり競るレースができた」と語った。

 まずは世界選手権の参加標準記録(10秒12)突破を狙い、その先に日本人初の9秒台を視野に入れる。「感覚的には(9秒台の)可能性はあると思う。そこは変わらずどんどん狙っていきたい」と話した。