<陸上:静岡国際>◇3日◇静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム

 男子400メートル障害の為末大(33=A-meme)が、再び世界切符を視野にとらえた。決勝第1組を走り、全盛時の瞬発力こそないが、世界トップレベルの鮮やかなハードリングを披露し、49秒89でトップでゴール。全体の記録として5位だったが、今後への期待が、さらにふくらんだ。

 為末は「一つ一つ記録を切っていって、最終的に日本のチャンピオンを目指したい」と手応え十分。体調面も含め状況が整えば、8日のセイコーゴールデングランプリ川崎にも出場する方向だ。