<陸上:関東学生対校選手権第2日>◇15日◇東京・国立競技場

 トップが目まぐるしく変わった男子1部三段跳は、5回目に16メートル19をジャンプした長谷川大悟(21=東海大)が優勝した。逆転で混戦を制したが「走るのも遅いし、バネも筋力もありません。これという武器がない選手なんです」と控えめだ。草食系選手とも言えるような珍しい存在だが、優勝を決めた試技では173センチ、55キロの細い身体が鋼のように強い筋となり、ブレない跳躍を見せる。「全体的に手脚を連動させ、バランス良く大きな動きができる技術を練習で身につけました」と話した。