<陸上:東日本実業団選手権>◇21日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 世界選手権(韓国、8月27日開幕)女子マラソン代表の尾崎好美(29=第一生命)が1万メートルで11位に終わり、本番に向け不安を残した。

 大一番への調整も兼ね、「疲れてからどれだけ粘れるか」をテーマに掲げて出場。ハイペース先頭集団に食らい付く積極的なレースを展開した。しかし、3200メートル付近から遅れ出すと、優勝した正井裕子(日本ケミコン)から1分26秒以上、離されてゴールした。最後は周回遅れになる屈辱の結果で、「(周回遅れは)記憶にないですね」と苦笑いした。

 09年の世界選手権(ベルリン)では、銀メダルを獲得している。この日は不調に終わったが、強気の姿勢は崩さない。「前回が銀メダルだったので、今回はそれ以上を目指す。いいイメージを持ってトレーニングをしたい」。22日の5000メートルも出場する予定だ。