日本陸連は27日に都内で理事会を開き、来年のロンドン五輪の代表選考基準を定めた。まずは8月の世界選手権(韓国・大邱)においては、マラソンはメダル獲得、一般種目は8位入賞で、ともに五輪参加A標準記録を突破した最上位選手が出場権をつかむ。

 世界選手権後については、マラソン男子が福岡、東京、びわ湖毎日、同女子は横浜国際、大阪国際、名古屋が選考レースとなる。

 一般種目は来年の日本グランプリシリーズ、日本選手権(大阪)が対象で、参加A標準記録を突破した選手が日本選手権に優勝すればその場で決定となる。競歩は独自の標準記録を設けており、来年の日本選手権で記録をクリアした優勝選手が出場権を得られる。

 なお今夏の世界選手権では、2年前のベルリン大会に続き、1位選手の400万円を筆頭に、8位までの選手と担当コーチにボーナスが支給される。