陸上のアジア選手権(7日開幕、神戸ユニバー記念競技場)に臨む日本選手団の結団式が5日、神戸市内で行われた。女子短距離の福島千里(23=北海道ハイテクAC)は、男子棒高跳びの沢野大地(30=千葉陸協)とともに男女主将に任命され、壇上で決意表明。途中で10秒ほど言葉に詰まり、冷や汗をかきながら「東日本はじめ、日本中に勇気を与えられるパフォーマンスを見せたい」などと述べた。

 これまで、主将や学級委員長などの経験がないという福島は「う~ん…たくさんの選手がいる中で、光栄なこと。身が引き締まる思いです」とガチガチ。理想の主将像を聞かれると「みんながいてこその主将。主将1人じゃ何もできないし…う~ん、頑張ります」と、走りで日本代表を引っ張っていく意気込み?

 を見せていた。

 福島ら男女短距離陣は結団式の後、会場の神戸ユニバー記念競技場で調整し、世界選手権(8月27日開幕・大邱=韓国)代表選考を兼ねる大会へ向け、備えた。