<陸上:実業団女子駅伝西日本大会>◇23日◇福岡・宗像市役所前発着(6区間、42・195キロ)

 天満屋(中国)がラスト90メートルで逆転し、初優勝を飾った。

 昨年の全日本女王は、1区(6・7キロ)で小原怜(21)が2位スタート。1区から首位を走ったシスメックス(関西)に最大1分7秒離されていたが、4区でアテネ五輪女子マラソン7位の坂本直子(30)が区間賞の快走で差を詰めた。アンカーの重友梨佐(24)が最後の直線でシスメックス田中をかわし、2時間18分31秒でゴールした。

 重友は23秒あった差をひっくり返し、ゴール時は歓喜のガッツポーズ。「最後は距離が足りないかな、と思ったけど、前の選手の足が止まっているのが分かった。ガッツポーズは自然と出てしまいました」と声を弾ませていた。