陸上男子ハンマー投げの世界王者・室伏広治(37=ミズノ)は13日、日本スポーツ賞、テレビ朝日ビッグスポーツ賞と2つの表彰式をはしごした。今季の目標はケガをしないこと、そして本番にピークをしっかり合わせ最高のパフォーマンスを発揮することだ。現在は本番から逆算してトレーニングに励み、「計画通り順調に進んでいる」と言う。そんな室伏にとって、練習同様に大事にすることは「休養と栄養」だ。地元・愛知県のステーキハウスに足しげく通い、ミディアム焼きの牛肉で栄養を高めているとか。「80メートルをコンスタントに投げられれば、金メダルは近づくと思います」。脂ののりきった37歳は、生き生きした笑顔を輝かせた。