<陸上:全国都道府県対抗男子駅伝>◇22日◇広島・平和記念公園前発着(7区間=48キロ)

 熊本の久保田和真(九州学院高3年)が、全国の舞台で再び激走した。5区の8・5キロを13位でたすきをもらうと、7キロ地点で首位愛知に並び、ラストスパートで抜け出した。区間2位の大分・大塚祥平(大分東明高)と30秒差もある24分13秒で、文句なしの区間賞。昨年12月の高校駅伝で「花の1区」を制した実力を、いかんなく発揮した。

 「絶対(トップまで)いってやると思っていた。楽しかったです」。5位まで上昇していた5キロ過ぎには突然、右手でガッツポーズした。「県人会の方が見えたので。ちょっときつかったので、意識を変えようと思いました」と明かした。

 春には青学大へ進学する。箱根駅伝での活躍を期待する声に、「頑張ります」と、最後まで笑みが絶えなかった。