女子マラソンのアテネ五輪金メダリスト野口みずき(33=シスメックス)が25日、大阪国際女子マラソン(29日、大阪・長居陸上競技場発着)を欠場すると発表した。所属先の広瀬永和監督は「左太腿の炎症で、1週間から10日の療養」と状態を説明。19日まで行った米ボルダー合宿の終盤に違和感を訴え、帰国翌日の20日に京都市内の病院でMRI検査した。状態が良くならないため、24日に野口とも話し合って欠場を決めた。

 幸いにも軽症のため、野口は帰国後も毎日1時間ほどのジョギングをしているという。広瀬監督は、ロンドン五輪選考レースとなる3月11日の名古屋ウィメンズ(旧名古屋国際)に出場する意向を明かし「無理をするなら、よりベストの状態で納得いくレースを。もう1回つくっていきたい」と話した。