陸上のロンドン五輪代表選考会を兼ねた「セイコー・ゴールデングランプリ川崎」(6日=川崎・等々力陸上競技場)に出場する有力選手が5日、川崎市内のホテルで開かれた記者会見に出席した。

 男子400メートルリレーは高平慎士(27=富士通)、江里口匡史(23=大阪ガス)らがエントリー。07年にマークした38秒03の日本記録を目指す。五輪出場資格は、各チーム上位2レースの平均タイムで世界上位の16チームまで。ボーダーラインを余裕をもって上回るためにも「38秒前半をノルマに日本記録を念頭に置きたい」とリーダー格の高平は話した。昨年の世界選手権は決勝に残れず、屈辱を味わっただけに、復活への足がかりにしたいところだ。