<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ川崎>◇6日◇等々力

 男子やり投げのディーン元気(20=早大3年)が強い向かい風に負けず、81メートル43で初優勝した。1投目で81メートル超の大アーチを決めると、悪条件下で79メートル台の記録を連発。2位の村上(80メートル26)を抑えて、先週の織田記念で記録した84メートル28がフロックでないことを証明した。ディーンは「天候が悪くなるのが分かっていたので、先に(記録を)投げた人の勝ち。1投目に決められてよかった。織田(記念)がまぐれじゃないことを感じた」と喜んだ。