ロンドン五輪マラソンのカンボジア代表としての出場が消滅した猫ひろし(34)が12日、羽田空港ターミナルビル内で会見を行い、現在の心境と、カンボジア代表として4年後のリオデジャネイロ五輪出場を目指すことを明かした。

 「今回はカンボジア代表として出られなくなり、本当に残念。ただ、カンボジア五輪委員会の方々はいろいろな手続きを行って努力してくれた。感謝しています。今後はマラソンを中心とした活動をカンボジアでやっていきます。スポーツと観光を組み合わせた活動をカンボジア五輪委員会と一緒にやっていきます。世界陸上など、国際大会にカンボジア代表として出られるよう頑張っていく。カンボジアと一緒に成長していくというか、一緒にやっていって、リオ五輪に挑戦できればと思っている。6月17日にはプノンペンハーフマラソンがあるので、よろしくお願います」

 また、カンボジア事務局長のワット・チョモラ氏も同席し、「猫さんは今年10月18日に、ルール的にはカンボジア選手として大丈夫(なれる)。来年、再来年のチャンスがありますから、猫さんには準備して頑張ってもらってカンボジア代表として(五輪に)出てほしい」と期待を寄せた。