<陸上:日本選手権>◇2日目◇9日◇大阪・長居陸上競技場

 男子走り幅跳びは、7メートル78を跳んだ荒川大輔(NOBY)が3年ぶり3度目の優勝を果たした。8メートル09の自己ベストを持つが、五輪参加標準記録B(8メートル10)に届かず「この大会に向けて準備してやってきたので残念ですね」と唇をかんだ。ただ昨年、そけいヘルニアの手術を行いブランクがあっただけに「この大会に向けて立て直したのはうれしい。しかも五輪に挑戦できる。おとうさん、おかあさん、応援してくれたみんなのおかげです」と感謝の念も忘れなかった。