<陸上:布勢リレーカーニバル兼スプリント挑戦記録会>◇24日◇鳥取・コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場

 「アジア最速女王」がガックリした。女子100メートルでは、日本記録保持者でロンドン五輪代表の福島千里(23=北海道ハイテクAC)が2本とも11秒4台に終わり「物足りなさ過ぎる。今すごく悪いわけじゃないのに、自分の力ってこんなものかな?

 という感じ」と、ぼうぜんとした表情で話した。

 高速トラックと風の後押しがあるこの大会は、09年から3年連続で11秒24をマーク。五輪へ弾みをつける絶好の機会だったが、第1レースは追い風1・0メートルで11秒42。2時間半後の第2レースは、無風で11秒46だった。「課題は山積みです。このままではダメ。まずはやるべきリストをつくらないと。できていた感覚は覚えているので、信じてやるしかないです」と必死に前を向いていた。