<陸上:国際千葉駅伝>◇23日◇千葉県総合スポーツセンター発着◇6区間(男女各3区間)42・195キロ◇天候=雨、気温10・9度、湿度75%、北北西の風1・2メートル(午後1時7分スタート時)

 長距離王国・ケニアが底力を発揮し、2時間5分6秒で連覇を達成した。誰もが「こんな寒い雨の中でのレース経験はケニアではない」という状況でも、レース直前に話し合った大会記録(2時間4分40秒=昨年のケニア)更新を目標にスタート。1区のロンドン五輪男子5000メートル銅メダリストのトーマス・ロンゴシア(24)がトップのニュージーランドから35秒差の6位と出遅れたが、4区のロンドン五輪女子マラソン銀メダリストのプリスカ・ジェプトゥー(28)らの快走で、アンカーが逆転した。

 連覇を味わったロンゴシワは「3、4キロで体がこわばって動かなかったけど、チームとしては戦略通りのレースが出来た」と結束のVを強調。アンカーのジョイス・チェプクルイ(24)は、新谷が持つ記録を31秒も更新する区間新で女子MVPを獲得し「日本の皆さん、ありがとう」と感謝の言葉を語った。