男子の部が今夏のモスクワ世界陸上代表選考会を兼ねる東京マラソン2013は24日、都庁を出発し東京ビッグサイトをフィニッシュするコースで行われる。

 レースを翌日に控えた23日、各選手は宿舎となる東京・新宿のホテル周辺で最終調整に汗を流した。

 初マラソンに挑む注目の佐藤悠基(26=日清食品)は、午前11時から約1時間、都庁周辺を走る最終調整で汗を流した。「いつも通りです」と、普段着のまま42・195キロの長丁場に臨む。「苦しいんだろうな、とは思うけど距離の不安はない。ただ“苦しかった”で終わるのでなく、体の状態を把握しながら走りたい」と前日の会見で話していたように、まずは3年後のリオデジャネイロ五輪に向けた試金石のレースと位置づけて挑む。